ついにBMW3シリーズ新型が8年振りにフルモデルチェンジされましたね。発売を開始した。
新型の3シリーズはいよいよこれで7世代目となりますね。
BMW3シリーズは、初代の3シリーズが1975年に登場しその後40年以上にわたり人気を保ち発売されてきました。
世界累計販売は1,500万台以上を達成したBMWシリーズの中でも一番人気のモデルと言っても過言ではありません。
なんと言っても、BMW3シリーズはセダンとしての使用も多くの方にもちろん人気ですがカスタムベース車種として若いオーナー世代にも人気を得ていますね。私もそのうちの一人です。
新型BMW気になるサイズアップの件
今回の新型BMW3シリーズから新プラットフォームが採用されました。
これにより、ボディサイズが先代モデルよりわずかに拡大されていますね。新型3シリーズのボディサイズは
全長4,715
全幅1,825
全高1,430mm
ホイールベース2,850mm。
F30に比べて、全長が+70mm、全幅は+25mm、ホイールベースは+40mm大きくなっていますね。
ボディサイズのポイントは、全幅が1,800mmを超えたことだ。
先代F30は、日本の駐車場規定幅全幅1,800mm以下という立体駐車場を使う顧客が多いことから、日本仕様はドアハンドルを変更するなどし、全幅を1,800mm以下にしていました。
しかしながら新型3シリーズは全幅1,800mmを超えてしまった。大丈夫なのだろうか?このことが販売面に影響を及ぼすのではないか動向が気になりますね。
新型BMW3シリーズデザインは?
新型BMW 3シリーズのデザインは、基本的に先代F30のイメージを継承していて、さほど見ためのデザインは、それほど大きく変わった印象がないですね。
しかし、じっくりと見比べてみると細部のデザインがいろいろと変わっていて、別物であることは間違いありません。
一番に印象が変わったのがキドニーグリルのデザインですね。
先代3シリーズは2パーツに分かれたグリルデザインだったが、新型は1つのフレームで縁取られたものになりました。
また、キドニーグリルそのもののデザインも変更され、より立体的で水平方向への広がりを表現されいわゆるブタ鼻が大きくなった印象です。見慣れてしまえば気にならないのでしょうが私はF30の方が好きでかな。
こうしたデザインにより、さらにワイドで低重心感のあるフロントフェイスにはなりましたね。
また、ヘッドライトやバンパーなどのデザインはより彫りの深いものとなり、スパルタンさあふれるものとなりました。
リヤのコンビネーションランプはL字型デザインを継承しているものの、グッと細くなりシャープですね。
これにより、フロント同様にリヤ周りもワイド感が強調され、より安定感のあるシルエットになっています。
ついにBMWにもAI搭載!!
よくCMで、メルセデス・ベンツがAクラスに「ハイ!メルセデス!」で起動する自然対話式音声認識機能をCMしているのを見ましたよね?
新型3シリーズにも同様の機能を持ち、初のAIを活用した新開発のBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントが導入されましたね。
「OK, BMW(オーケー、ビー・エム・ダブリュー)」これを言わなければいけない日がくると思うと・・・少し笑ってしまいます。
機能的には、音声会話により車両の操作、情報へのアクセスを可能とする。
今までのような決められた言葉に限定されず、自然な会話に近い言葉でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを提供。
AI機能があることから、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習していく。というものになっています。
BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントの起動は「OK, BMW(オーケー、ビー・エム・ダブリュー)」。
メルセデス・ベンツの機能と異なるのは、起動言語が1つではなく、例えば「320ちゃん」など任意に設定することができる点です。
「OK、BMW」も「Hi、メルセデス」も恥ずかしいのと起動言語としては少々長い気がするので、短めの言葉に設定すればより扱いやすくなるし、愛着も沸いてくるのですかね。
新型BMWのパワー面はどう進化したのか?
新型BMW3シリーズには、2タイプのラインナップ2.0L直4ターボエンジンが用意されました。
主要となる320i系は、184ps&300Nm。330i系は258ps&400Nmという出力。
まずは、2タイプのガソリン車のみの設定され、先代F30で人気が高かったディーゼルや、環境性能に優れたPHEVも登場予定とのこと。
高出力の330i系のエンジンは、ほぼ全ての常用回転域で50Nmものトルク増を実現した。最高出力は6psアップと、パワフルな仕上がりになっています。
この出力増は、高精度ダイレクトインジェクションシステムの改良や、燃料噴射圧力は従来から200bar高い350barとなったことが上げられる。
こうした技術によって、燃焼室により細かい霧状の燃料が直接噴射されることで、燃焼効率が向上している。
その他にもクランクシャフトの軽量化、内部摩擦の抑制、熱管理の最適化も行われ、さらにBMWらしいレスポンスの良さとクリーンな排ガス性能をもつエンジンに仕上がっています。
そして、国内でメインとなる320i系には、日本専用チューニングが施された2.0L直4ターボエンジンが投入された。
位置づけ的に、これが328i系エンジンの位置づけになるのですかね。。
このエンジンは、欧州などで販売される初期生産モデルには設定されてなく、パワフルだが高価になる330i系のみでは、日本マーケットで販売面で厳しい状況になるのではないでしょうか。
そこで、こうした日本のオーダーを本国のBMWが聞き入れ、導入直後から日本専用チューニングを施した320i系が生まれたのだ。
BMWは、販売台数は少ないものの日本マーケットを重要視し、日本を主要6カ国のひとつとしている。
そのため、よりきめ細かく日本マーケットのニーズに対応してきたのでしょう。
今のところガソリン車のみの設定の新型BMW。
しかも、2.0L直4ターボエンジンの出力違いで320iと330iの2つしか選択肢が無い。
まだまだ選択肢も少なく、まだガソリン車のみですね。
先代3シリーズのように、エコカー減税の恩恵を受けることができるディーゼルやPHEV。
または、BMWらしいパワフルさが魅力の直6 3.0Lターボなどのように、選択肢が増えてくるのも時間の問題でしょうね。
2.0Lでの選択肢でいくのであれば、やはりおすすめは320i系。
330i系はパワフルだが、Mスポーツ比較で49万円の価格差があり、パワーの差はあるものの、日常では320i系で十分ではないかと思います。
よりパワフルなエンジンが欲しいというのであれば、やはりM3タイプや3.0L直6ターボエンジンを搭載したモデルを待つ方がいいですね。
320i系のグレード選びは、カスタム派ならば迷わず!Mスポーツ一択でしょう。
グレードはSEとスタンダード、Mスポーツが用意されている。
ただし、SEは価格訴求用のオトリグレードで、装備も貧弱なので除外。
スタンダードかMスポーツという選択肢になりますが、車体外観でやはりMスポーツかな。
価格差は60万円とやや開いているものの、BMW本来の走りの良さを感じさせるのは、ここでもやはりMスポーツ。
トータルで考えてもカスタムユーザはやはりMスポーツを選ぶでしょうね。